これを書いている時点でWordPress.orgの日本語版ブログに翻訳記事が上がっていないので気づきませんでしたが、次期バージョンとなるWordPress 4.6はすでにRelease Candidate(リリース候補版)まで公開されており、8月16日の正式リリースを予定しているようです。ということで、新機能と変更点を軽くまとめます。

WordPress 4.6の主な新機能・変更点

1. Shiny Updates (シャイニーアップデート)

シャイニーなインストール
シャイニーなインストール

Shiny Updatesという名前で開発しているプラグインをコアに取り込む形で行われる変更で、プラグインやテーマのインストールや更新、削除を画面遷移なしで行えるようになっています。サイト立ち上げ時の怒濤のプラグインインストールがスムーズになって良さそうです。

2. 管理画面でWebフォントを利用しないように

これまでWordPressの管理画面(もしくは、ログインしている状態)ではGoogle FontsからOpen Sansをロードして使用していましたが、これをやめてOSのネイティブフォントを用いるように変更されます。

WordPressダッシュボードのfont-familyプロパティをのぞいてみると・・・

// font-family以外は端折ってるよ
/* WordPress 4.5 */
body {
    font-family: "Open Sans",sans-serif;
}

/* WordPress 4.6 */
body {
    font-family: -apple-system,BlinkMacSystemFont,"Segoe UI",Roboto,Oxygen-Sans,Ubuntu,Cantarell,"Helvetica Neue",sans-serif;
}

という風に変更されていました。-apple-systemBlinkMacSystemFont はmacOS El Capitanから採用のシステムフォントである「San Francisco」を指定しています。GitHubもそうしているみたい。Segoe UIはWindowsのシステムフォントですね。

Webフォントの利用をやめた理由として、そっちのほうがパフォーマンスが優れていることや、(Webフォントを採用した頃と比べて)各プラットフォームのフォント環境が改善されて表示に支障がなくなったことなどが挙げられているようです。

3. ビジュアルエディタの改善

リンク切れてるで
リンク切れてるで

ビジュアルエディタで無効なURLへのリンクを貼った場合に強調表示してくれるようになりました。また、リカバリーモードの信頼性を向上させたとのこと。

このほか、「メディアを追加」から「URLから挿入」(こんな機能あったんだね)で画像を載せた場合に、代替テキストが入力されていなくても空のalt属性を挿入するよう改善されました。

4. Resource Hints APIに関する関数の追加

参考: Resource Hints API でリソースの投機的取得 | blog.jxck.io

ここからデベロッパー向けの内容(よって解説もガバガバになる)ですが、外部ドメインの名前解決を事前に行うようにする dns-prefetch などを head 要素内に挿入する wp_resource_hints() 関数が新たに追加されました。Resource Hints APIについて詳しくは上記の参考リンクをご覧ください。

デフォルトでは wp_resource_hints() は、テーマまたはプラグインがロードしている外部ドメインおよび s.w.org (WordPress CDN) の dns-prefetch を出力します。WordPress CDNのリソースヒントを出力するのは、ここから(WP 4.2で追加された)絵文字画像をロードしているからのようです。

Resource Hints in 4.6

5. マルチサイト関連の変更

よく分からないので: https://make.wordpress.org/core/2016/07/08/multisite-focused-changes-in-4-6/

6. その他

そのほか、ウィジェットAPIの強化、各種ライブラリのアップデート、国際化の改良、バグ修正などを含んでいます。

WordPress Codexに4.6に関する記事があります。詳細な変更点・新機能はこちらをご覧ください: https://wpdocs.osdn.jp/Version_4.6